運用部門
越田 真未
文学部 フランス文学専攻卒業 2010年入社
私が就職活動を開始したのは前年のリーマン・ショックが尾を引く不況のさなかでした。「インフラに関わる職に就き人々の生活を支えたい」「海外と関わりを持てる仕事がしたい」という思いを持って活動を開始したものの採用見送りを決める企業が多く、今振り返ると非常に厳しい状況であったと思います。そんな中で採用活動を続けていたのがIT系の企業でした。文系出身の私にとってITは未知の分野でしたがその将来性や生き生きとしたエネルギーを感じ、説明会へ足を運ぶようになりました。そして当社の会社説明会に参加したときに「ここだ!」と直感したことを覚えています。元々志していたインフラに関わる仕事、それを支えるIT。双方の業界に貢献したい、そんな思いを持って入社致しました。
当社での日々はITの知識も海運の知識もほぼゼロという状態から始まりました。ですが年の近い先輩がOJTについてくださり、業務を一つひとつ教えてくださったので心強かったです。特に苦戦したのは、海運業界特有の用語の理解。最初は「難しい」と感じましたが、歴代の先輩方がお手製の「用語集」を新人のためにまとめてくれており、とても参考になりました。その「用語集」はその後もアップデートされ、今は私が書き足す側になっています。
私は現在自動車船に関するシステムの運用業務を担当しています。当社がつくったシステムは世界中のグループ会社で使われているので、国内はもちろんアジア、アメリカ、ヨーロッパ、南アフリカなど世界中のユーザーから「データを抽出してほしい」「プリンターを登録してほしい」など日々あらゆる相談が寄せられます。メールでの回答が主ですが海外ユーザーの場合、英語でのやりとりとなるため細かなニュアンスを伝える際は苦心することもあります。ですが、その分問題を素早く解決できたときは嬉しさもひとしおです。問い合わせ内容は多岐にわたる上、解決までのスピード感も求められるので大変さもありますが、対応に悩んだときには運用グループのメンバーや該当システムに詳しい人に相談しながら、解決策を導き出しています。
世界中のユーザーから「ありがとう」という言葉をいただけるのがこの仕事の大きなやりがい。私たちの仕事は裏方ではありますが、海運業界を陰ながら支えているのだと実感する瞬間です。
当社の雰囲気をひと言で表すなら「和気あいあい」ではないかと思います。仕事中に誰かが行き詰ってヘルプを出すと、部署や役職の垣根を越えてたくさんの人が集まってきて、真剣に解決方法を探してくれます。私も悩み事が生じると気軽に仲間に相談しますが、困っていたはずなのにいつのまにか楽しい気持ちになっていることもしばしば。システムを扱う仕事には緊張や苦労も多いですが、誰かの悩みをそのままにせず、社員一丸となって解決できる環境があることで、業務が円滑に進んでいると感じます。
IT企業というと、長時間労働や休みの少なさをイメージする方もいるかもしれませんが、当社は残業が少なく、有給休暇も皆さんしっかり取っています。私はよく夏休みやゴールデンウィークとつなげて10日間ほどの連休をいただき、大好きな海外旅行を楽しんでいます。
自動車船のシステム運用にはだいぶ慣れてきましたが、川崎汽船グループが運航している船の種類はまだまだたくさんあります。また運航の分野以外でも、当社ではグループ会社の経理や法務をサポートするシステムも扱っています。今後は、より多くのシステムについて学び、運用ができるようになっていきたいと考えています。さらに将来的には、ユーザーの要望を聞いてどんなシステムをつくるかを提案する企画調整の部分も担っていけたらと考えています。